DIARY 2006年3月


3月2日 SNS360

SNS乱立過ぎの昨今ですが、きのう新しく2つのSNSに入りました。こういう新しいサービスが始まる時に立ち会えるドキドキ感は好きです。mixiにはもうそれがないからね。叩きあいを繰り広げる様は2ちゃんねるより酷い。
 ひとつ目はYahoo!JAPANの運営する「Yahoo! 360。」。ごく普通のSNSなんだけど、母体が母体だけにこれから育っていきそうな気配。ただSafariに正式対応してないのだよね。もうひとつはSonyの運営する「PLAYLOG」。こっちは音楽を通じて交流が持てる仕掛けがいっぱいある。iTunesで聴いてる曲が登録されて、おんなじ曲を聴いてる人を検索できたりレビューが書けたりする。

招待状欲しい方はメールください。もし僕が招待したくないと思った場合は沈黙をもって応えます。

3月6日 十字軍が来るぞ

4日はものすごい久しぶりに森のくまさんちへ。遠い! 遠すぎるのです。片道2時間以上かかるとなると、鬱病の身としては辛い。なかなか家を出る勇気がわかなくて、ゴロゴロしてたら夕方になってしまい、到着したのは20時前です。小さな子供のいるうちにお邪魔する時間じゃない。早く常識人になりたーい (早く人間になりたーいみたいな感じで) 。
 ついたら長女のイロハちゃんからプレゼントを貰った。「これ絶対喜ぶよ!」って確信をもっていたらしい。彼女のポジティブさには毎度頭が下がる。ちっちゃな包みにくるまっていたのは、僕の似顔絵と1円玉でした。なぜに1円玉? 大笑いしたら喜んだと思ってくれたらしい。嬉しかったですよ。

それから美味しい料理と焼酎を頂く。写真は「メリーポピンズ」の煙突掃除のダンスのシーンに狂喜乱舞する子供たち。やっぱり子供がいると華やかだなあ。長男のカナタくんも全然人見知りをしない。でも彼らは10時になると寝なくちゃなのだ。「早く寝ないと10時軍が来るわよ!」とお母さん。生意気言ってても10時軍が来るのは怖いらしい。僕も十字軍が来たら怖い。
 静かになって、くまさんとバカ話。武部幹事長のファンサイトを作ろうか、とか。あのおじさん100パー堀江氏から金をもらってるのに、議題が民主党の掴まされたガセメールの話にすり替わってて興味深い素材だ。僕らの同窓生で経済的に大成功したやつがいるんだけど、その黒い噂を聞いた。嘘で塗り固められた学校だよな。真面目に生きるのが悲しくなってきた。

そのままお泊まりしてお昼ご飯を頂いた。でも薬を調整しているせいで激しく眠くなり、また爆睡。2度目の夕食までごちそうになってしまいました。ダメ人間だ。
 帰りの電車の中で貧血気味になり、途中の駅のベンチで横になって休み休みなんとか帰りついた。で、1日ぐったりしてこの時間です。基礎体力をなんとかしたい。34歳を目前にして死にたい気分だけど、その一方で健康! 欲しいね。矛盾してる。僕は死ぬように生きていたくはない。

3月8日 このまま土に還りたい

鬱です。ベッドにうずくまってたまに薬を飲みに起き出してくる。普段は1日20時間近く寝てるくせに、昼間に人に会う約束を作ると途端に緊張して眠れなくなる。ベッドの中で時計の針がぐるぐる廻るのを眺めてるうちに、はい支度の時間になりました。でも眠い。バイバイしたら眠れるかな。明日もイレギュラーなスケジュールなんだよな。また緊張してしまいそうだ。願わくばこのままベッドと共に朽ち果てて土になりたい。
 最近はそう、34歳になってしまうのが怖い。33歳を殆どベッドの中で過ごしたから、ほんとに気がついたら1年経ってたんだよ。その前だって普通の人から比べたらずっとベッドのなかにいた訳で、歳をとっている実感が全くない。

今日から日本カーリング選手権。きっと今ごろアユミンやマリリンが頑張っているはず。少しでも元気をわけてもらいたいけど、君は青森にいて僕は東京にいるよ。大会のキャッチフレーズは「夢を決める、ストーンがある」。いいのかそれで。

3月10日 そんなもんだカンガルー

きのうは整体と病院に行くハードスケジュール。しかも整体は「どうせ朝まで起きてるんだから」と朝に予約を入れ、病院は「どうせ夕方まで寝てるんだから」と夕方に予約を入れ、それがたまたま同じ日に重なってしまったために夜から夜まで起きているという、日本にもシエスタ制度が欲しい僕としてはかなり頑張った。整体はますます不可解なツイスターゲームの様相を呈してきました。病院は「前回より調子良さそうに見えますよ」っていつもの寝起き顔じゃないだけですよ!
 ところでYOUがまた離婚して今度はDragon Ashに手をつけました。ニュース記事の枕は「辛口タレントとしても知られる女優のYOU」だって。Fairchildはなかったことになってるのか。「アウラ」大好きでした。

日本カーリング選手権大会が報道陣100人、客席入場規制で大変なことになってるらしいです。生で見るとすっごい迫力なんだって。トリノではリザーブだった寺田桜子選手も出たって。見ーたーいー。でもフラッシュを焚く不届き者もいて、小野寺歩選手がまさかのミスショットをしたとか。とはいえ青森フォルティウスはこの人気で資金難を乗り切って、歩さんに現役続行の道が開けたそうだからなんとも言えない。ていうかにわかファンがなんとか言おうとするな。
 そろそろ人気を確固たるものにするためにテレビ中継するべきですよ。あれは2時間半まるまる見ないと駆け引きの面白さがわからない。敬語を知らない亀田なんとかの殴り合いとか放送してる場合じゃないですよ! カーリング! カーリング! 月刊カーリングを定期購読しようかと。芸能プロダクションはフットサルを辞めてカーリングチームを作るべきです。

3月13日 今夜はGroove me!

おとといは...おとといはって。日記なんだから今日のこと書かなくちゃね、おとといは、Y.A.さんとY.Y.さんの結婚披露パーティに行ってきました。結婚パーティというとお澄ましした会場で談笑というイメージがあるけど、鶴見の歓楽街に建つ雑居ビルの3階 (当然コンクリート階段) に集合で、普段のシャイな新郎新婦からは想像もつかない豪快なロケーションにびっくり。ドアを開けると受付は久々にお会いするS.N.さん、やがて会場内にも馴染みの顔ぶれを見つけて一安心。
 徹底したブラジル料理店で、料理もお酒もすすむくん。スタッフの皆さんも会場の皆さんも楽しそうなのは新郎新婦の人柄のなせる技か。

そうこうしているうちにForro Legalなるバンドが登場した。その名の通り、フォホーというちょっと聞き慣れないブラジル音楽を奏でる。アコーディオンが印象的なゆったりしたグルーヴが流れ出すと新郎新婦が踊りだし、やがてカップルたちがフロアに広がった。だんだん踊りの輪が広がって、最終的には殆どのお客さんが数珠つなぎになってお店の中を練り歩くまでに! 楽しかった。
 やがて女性3人のダンスチームが現れて、ブラジルのエアロビクスみたいな健康的なダンスを披露。これまた最初はポカンと眺めてるだけだったお客さんを巻き込んで、ここはどこの国だってくらいの盛り上がりに。

とにかく披露宴のイメージを根底から覆すパーティでした。こんなフィジカルな体験は僕の生活の中にはFUJI ROCKぐらいしかないので、なんだかそういう、お手軽にFUJI ROCKを体験してしまったみたいな爽快感が残った。楽しかった。末永くお幸せに。

3月15日 音楽

カフンカフン (咳3くしゃみ7くらいの感じを擬音化してみた) 。今年の花粉は少ないって予言を信じてたんですが。毎年もっと酷かったっけ。我慢ならず目を洗う器具を購入しました。簡単なやつなんだけどこれが気持ちいいのよ。バチバチ洗ってます。
 今日は脳の調子も麗しく情報が頭に入ってくるので、猫とタオルケットにくるまって「のだめカンタービレ」を一気に読み返した。僕は正直なところ楽器の上手い下手がよくわからない。のだめのピアノがいい時と悪い時のイメージがいまいち湧いてこない。そういう微妙な違いのわかる人に憧れます。クラシックやってる人は、なんだか高尚でストイックなところで頑張ってるらしいね。尊敬します。

上手いか下手かはわかんないけど、和音やフレーズが好きか嫌いかはわかる。それだけで20年間も音楽好きを名乗っててすいません。いくら魂の叫びがなんたらな名演でも、曲がつまんなきゃしょうがないじゃんねえ。だからのだめがハリセン先生に、「音を勝手に増やしたり変えたりすることは絶対あかん!! その曲や作曲家をちゃんと理解していないっちゅうことになるんや!」とか「たのむから作曲すんな! 神に対する冒涜や!!」とか言われちゃうのはどうなの。クリエイティブじゃない作業に思えてしまう。
 全く同じ曲、全く同じアレンジの中での演奏の差異を微妙に聴き分けるより、新しいメロディ、新しい和音、新しい音色に果敢に取り組む方が僕は好きです。のだめが今後、自由に楽しく演奏できるといいと思う。

要約のような追記 : 作曲する人と演奏する人をきっちりわけちゃうのに抵抗を感じるのです。演奏者が「歌うように」音を付け加えた場合、本当に神への冒涜になるのかと。作品の中でハリセン先生はあんまりいい先生に描かれてませんが、クラシックファンと思われる作者の二ノ宮知子さんはその辺どう考えてるのかな。みんなが眉をしかめて難しがってる側で、浅い日記をダラダラと綴ってやるのだ。

3月17日 東京は夜の七時

15日は日記を書いた後、K.C.に誘われて渋谷の韓国料理屋へ。T.A.と3人で政治とか経済とかの話をする。いわゆる資産運用というやつを真面目にやってる人が自分の身近にいることに驚きました。K.C.が帰ってからはとたんに知能指数の低そうな会話になった。

17日はXさんに誘われてカラオケ。久しぶりだ! メンバーにはミュージシャンが3人も。ピアニカやちっちゃなマラカスが登場してアドリブを入れる。ピアニカがかっこよかったです。マラカスは意外と難しい。シャっと振ってから中の種が音を出すまでに微妙なタイムラグがある。振り方によって音も全然変わってくる。曲目はいつにも増して幅広く、プログレを絶唱したかと思えば演歌のコブシをグイグイ回す。それも全部上手い。僕は絶唱系は控えて、懐かしの渋谷系ポップスを歌った。そういう世代ですので。Xさんに選曲に迷いがなくなったと言われた。それは守りに入ってるってことなのか?
 ところで深夜バスの時間が遅くなった。400円。助かる。

3月19日 はい、どうも

ギターを抱えたお笑い集団、ポカスカジャンのライブに行ってきました。久しぶりだな。彼らも結成10周年ということで、「King of Best」と銘打って今までの美味しいネタを総ざらい、アイウエオ順に1曲づつ披露していくという、単純に計算したってマラソンライブになることは容易に想像できるけど、アンコール含めて実に3時間の長丁場であった。お疲れさまでした。
 会場は鴬谷の東京キネマ倶楽部ってホール。丸テーブルにソファーが並ぶ、昭和のキャバレーみたいなところ。吹き抜けの天井に燦然と輝くミラーボールが哀愁を誘った。

「はい、どうも!!」といつものように登場してきた3人、ギター2本とバケツパーカッションが小気味いいグルーヴを生み出していく。
 最初の山場は「悲しいつぼ八」。美空ひばりさんが「悲しい酒」を歌うんだけどつぼ八の学生ノリに邪魔されて全然聴こえないという、ああ、もう文字で書いても全然つまんねーな! 腹を抱えて笑った。そしてカリプソの名曲「バナナボート」を下敷きにした「情熱の露出狂」は、ブリーフの隙間からアレに見立てたバナナを出して、観客に剥かせて食べさせるという馬鹿馬鹿しいことこの上ないネタ。

下ネタを津軽弁で歌うとボサノヴァに聴こえるという定番「津軽ボサ」もちろんやる。ルー大柴の「静かじゃない湖畔」、ヲザキユタカの「うなぎという自由を掴みたい」、いちいち説明するのはめんどくさいので皆さん想像してください。シタール2台とタブラを使いこなした「インドだよ全員集合」は彼らのミュージシャンシップ溢れる名演だった。ほんとか嘘か知らないけど、日本でタブラをちゃんと叩ける人は十数人しかいないんだって。「Like A Rolling 飛車角」はThe Bandかと思いました。そして日本の歌謡曲の中から「Let It Be」のコード進行を暴いていく「Let It Beかくれんぼ」には素直に感心させられた。

アイウエオ48ネタだけでお腹いっぱいなのに、アンコールはバンバンバザールを従えたロックメドレー。北朝鮮を徹底的におちょくった「韓国ロック」で拉致スムニダ!「サーフィン与作」のビーチボーイズっぽい美しいコーラス、そして大ヒット作「長渕剛の歌うドラえもん絵描き歌」。
 音楽ネタあり下ネタあり宗教ネタありの彼らの笑いはテレビには向かない。その底に宿るのは間違いなくロックスピリットで、ロックがテレビに向かないのと同じ匂いを彼らに感じるのだ。思えば彼らを初めて見たのはコンシピオレーベルのイベントだった。やがて野音に進出し、ついにはFUJI ROCKへと、彼らのロックな歴史を目撃してきたことを誇りに思う。のんちんのアゴがあと3センチ短かったら日本のロックは!

3月21日 ハモニカ横丁の夜は更けて

カーリング小野寺歩選手結婚、のニュースにもめげずに、MさんとDJ.A.Z.a.T.o.i.と今度DJイベントをやるお店へ下見。場所は吉祥寺Mandala2のちょっと先、井の頭公園の夜桜もご近所さんのロケーション。なんだけど。一言で申し上げるなら狭い。そして普通に雑貨屋さんでした。雑貨を片付ければ10人座れるそうですが、現状DJが9人いるんですよね。つまり我々が座ったらいっぱいいっぱい。
 という訳で告知はいたしません。日時だけ、4月1日17時から。ここまでのヒントで偶然来れた方をお招きするという、非常に実験的な試みで参りたい。春は井の頭公園でレッツお花見&散策!

下見を終えたあと、くぐつ草にてカレーを食べた。旨い。そしてハモニカ横丁へ。狭くてボロくて味のある路地。酒もつまみも旨かった。こういう普通の値段で入れる旨い店がいっぱいある土地はうらやましいね。うちの周りは人が住む環境じゃない。歩さん、一緒に吉祥寺で暮らそう。

3月23日 恥ずかしい恋の歌

3月25日の夜に、我が家からネットラジオを放送します。お茶会を兼ねているので、ものすごい大人数が入れ替わり立ち替わり喋ることになると思う。テーマは「恥ずかしい過去」。初めて買ったレコードかも知れない。好きだったアイドルかもしれない。バンドブーム時代の自分の音源かもしれない。僕は10代の時に作ったオリジナル曲を流そうと思います。そうとう恥ずかしいです。今後偉そうなこと言えないです。でもより恥ずかしい音源を持ってきた人が勝ちです。勝つ自信がある。かかってきなさい。
 詳しい放送時間やURLはまたこちらで告知します。恥ずかしい僕たちを聴いてください。恥ずかしいけど。

3月26日 ダレながらも人生ゲームは続く

毎年恒例の、K.M.氏と僕の誕生日祝いという名目で繰り広げられる壮絶なお茶会絵巻。最初の年は我が家のお披露目を兼ねてとか主催イベントの打ち上げを兼ねてとか、そういう言い訳を用意して集まってくれたんだけど、だんだん馴れ合いの様相を呈していて、でもこのお茶会がなくなると僕のちっぽけな人望もついに底をついたかと凹むことが予想されるため、今年も開催してくださってありがとうございます。幹事のT.P.さんどうもありがとう。
 いくつになったかはそろそろ内緒にしたい。K.M.氏は「どうでもいい」と。「30過ぎたら一緒ですよ」と。一緒じゃないもん! 永遠の30歳です。どうぞよろしく。

最初のうちは少人数でまったりと。ドジっ子メイド喫茶があったらいいよねなんてくだらない話をする。「ああっ (客に紅茶をこぼす) ごめんなさいご主人様!」「まったくお前はしょうがないなあ (ふかせる) 」。それで成り立つ商売ってどうでしょう。僕は行きたくありませんが。その後も呼び鈴が鳴るたびにお喋りの輪が広がって、共産党の話で盛り上がってる一角があったり人生ゲームをやってる一角があったり。
 そして23:00ちょっと前からネットラジオ生放送。主催者のY.A.さん、テクニカルサポートのS.K.さん、ありがとうございました。

テーマは「恥ずかしい音源」ということで、初めて買ったレコードとかかけて、そこから音楽遍歴など喋ってもらえたら面白いかなと思ったんですが、みんなシャイでなかなかお喋りをしてくれないので、結局恥ずかしい音源だけがネットに流れた。加えて今回は特にメインの司会者を設けず、普通にお茶会に来ている皆さんをマイクの前に座らせたので、聴いてる方は誰が誰だかよくわからなかったのではないか。
 6時間の放送を終えてY.A.さんが漏らした言葉は「去年の放送から全く進歩してないね」。いやまったく。年に一度じゃダメですよ。Nicecastも購入したことだし、これからは頻繁にやりたい。

3月28日 嬉し恥ずかし阿佐ヶ谷学園

嬉し恥ずかしい話をいくつか。僕がずっと追っかけきた秋山羊子さんのアルバム「指一本で倒されるだろう」がついに完成しました。発売は5月24日だそうです。4月の先行発売ライブで買えちゃう。詳しくはこちら。これね、非常にいいんじゃないかと。彼女のオリジナリティ溢れるソングライティングと、柔らかい歌声、無駄のないピアノ、そしてセロファンを始めとする気心知れたバンドのかちっとした演奏が相まって、秋山羊子の世界をわかりやすく伝えてくれる。
 何が恥ずかしいかというと、僕が帯を書いていることだ。もうすぐ34になるおじさんが書いたとは思えないポエマーぶりで、しかも文章が長過ぎたが故に帯の幅が通常より広いのではないかと想像する。すみません。読まずに買ってね。

それと4月1日にDJイベントに出ます。最近日記によく出てくる素敵お姉様のmuitoさん主催で、吉祥寺にて17:00より。ちっちゃいお店なので、内輪のレコード鑑賞会になると予想する。よっぽど暇で近所の方だけ井の頭公園のお花見ついでにおこしください。と、消極的な告知を。阿佐ヶ谷学園は関係ない。本文と関係ない。

3月30日 炎のおじさんアワー

自分で言うのも変だけど、きょう誕生日なんです。メッセージくださった皆さんありがとうございました。34になりました。嘘みたい。1mmの釈明も出来ないほどおじさんだ。歳は誰でも平等にとっていくって聞かされてきたけど、鬱病で何年もベッドにこもっている僕の脳は明らかに子供に帰っている。あるいは年老いているのかも知れない。とにかく「34歳」というギラギラした響きを受け入れられない。
 それでも腹は出てくるし、あごは垂れてくる。みなさん、プロフィール写真は詐欺ですよ! あれは去年の今ごろ撮った写真なんだけど、そのあと夏に向けて薬の副作用で猛烈に太った。最近は顔の輪郭が出川哲朗みたいにで、鏡を見るたびにがっくりする。

ちょっと前にこんな日記を書きました。誕生日はやってきたよとあの日の自分に教えてあげたい。
 さっき「いいとも」を見てたら、カンニング竹山が「僕プロフィール上は4月1日生まれってことになってますけど、ほんとは今日が誕生日なんです」って。3月30日生まれはやっぱりどうかしている。これ毎年書いてますが、ゴッホ、ゴヤ、ヴェルレーヌ、エリック・クラプトン、トレイシー・チャップマン、ノラ・ジョーンズ、島倉千代子と、いつ見ても波瀾万丈な感じなんです。ところで中島の復帰はどうなってるのかな。竹山は消える消えると言われながら、ちゃっかりピン芸人の座を獲得してしまったように見える。